佐賀配備、19年度は困難 オスプレイ、計画ずれ込み 

 陸上自衛隊が導入する新型輸送機オスプレイの佐賀空港(佐賀市)配備計画について、政府が予定する2019年度の配備が難しくなり、計画がずれ込む見通しとなった。政府関係者が19日、明らかにした。予定地の地権者である地元漁業者の承認が得られていないほか、施設整備も間に合わない可能性が高いため。21年度の配備を目指して再調整したい考えだ。

 計画では、佐賀空港の西側に駐機場や格納庫を整備し、オスプレイ17機を順次配備する。政府は19年度の配備に向け、佐賀県や有明海漁協に受け入れを求めてきた。ただ漁協側は意思決定の時期を明示せず、承認する見通しは立っていない。


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