JR常磐線の一部、10月に再開 福島の富岡―竜田間 

 JR東日本は19日、東京電力福島第1原発事故と東日本大震災の影響で不通となっている福島県内の常磐線のうち、富岡(富岡町)―竜田(楢葉町)を10月21日に運行再開すると発表した。普通列車が1日11往復する。

 これで常磐線の不通区間は第1原発のある双葉、大熊両町を通る浪江(浪江町)―富岡だけとなる。JR東は2020年3月末までの全線開通を目指している。

 今回の再開区間では、震災で線路が流失したりゆがんだりしたほか、富岡駅の駅舎が津波の被害を受けており、16年6月から復旧工事を進めていた。今年9月14日から試運転を始める予定。


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