元消防団員に実刑、東京地裁 東京・足立の連続放火事件 

 東京都足立区の連続放火事件で、建造物等以外放火などの罪に問われた元消防団員の無職白石龍太被告(34)に東京地裁は19日、懲役2年(求刑懲役3年6月)の判決を言い渡した。

 島田一裁判長は「住宅密集地での放火で、近隣建物への延焼の危険性も高かった。周辺住民の受けた不安は大きい」と指摘。交際相手との関係や職場での人間関係に悩んでいたことが動機だと述べた。

 判決によると、今年1月18日夜から19日未明にかけて、自宅近くの3カ所で住宅の立木や枯れ草にライターで火を付けるなどした。白石被告は2013年10月から地元の消防団に所属していた。


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