福島原発3号機、水中ロボで調査 燃料デブリ初確認目指す 

東京電力福島第1原発3号機の原子炉格納容器内の調査に使う水中ロボット=6月、神奈川県横須賀市

 東京電力は19日、福島第1原発3号機の原子炉格納容器内にたまった汚染水の中を、水中ロボットで調査した。第1原発1~3号機では事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)があるとみられるが、いずれもデブリの具体的な位置や形状などは分かっていない。3号機は他に比べ格納容器内の水位が高いため、水中を泳ぐカメラ付きロボットを投入して初となるデブリの直接確認を目指す。

 この日は午前4時半ごろに準備作業を開始。午前6時半ごろ、格納容器の貫通部に挿入したパイプを通じてロボットを投入した。ケーブルで遠隔操作して原子炉圧力容器の真下付近まで潜らせ、前後に搭載したカメラで撮影を試みた。


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