国内の女性研究者、最高の15% 主要国では低水準 

 国内の企業や大学などで働く女性の研究者は2016年3月末時点で13万8420人、研究者全体に占める割合は15・3%だったことが総務省のまとめで分かった。人数、割合とも過去最高を更新し、企業では自然科学系の伸びが目立つ。ただ、女性の割合が30%を超えているロシア、英国などの主要国に比べると、水準はまだ低い。

 政府は自然科学系の女性研究者の新規採用を増やす目標を掲げているが、家庭との両立支援などが課題だ。

 総務省によると、女性研究者は前年から2214人増えた。所属別にみると、大学などが8万4622人で最も多く、次いで企業が4万6282人だった。


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