“現役医師”日野原重明さん死去 105歳、聖路加国際名誉院長 

死去した日野原重明さん

 生活習慣病の予防や終末期医療の充実などに取り組み、100歳を超えても医師として活躍した東京・聖路加国際病院の名誉院長で、文化勲章受章者の日野原重明(ひのはら・しげあき)さんが18日午前6時33分、呼吸不全のため死去した。105歳。山口市出身。

 少年期を神戸で過ごし、京都帝大(現京都大)を卒業。1941年から聖路加国際病院に勤めた。早くから予防医学に取り組み、54年には同病院が人間ドックを先駆的に開設するのに携わった。健康教育を推進し「生活習慣病」の呼称を提案した。

 01年に90歳で刊行したエッセー集「生きかた上手」がベストセラーになった。


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