京都・祇園祭で「山鉾巡行」 真夏の古都、23基進む 

祇園祭前祭の山鉾巡行で、京都・四条通を進む先頭の長刀鉾=17日

 京都・祇園祭は17日、前半の見せ場、前祭の「山鉾巡行」が行われ、豪華な装飾品で飾られた山鉾23基が真夏の古都を進んだ。

 午前9時ごろ、祇園ばやしが始まり、先頭の長刀鉾が出発。稚児の林賢人君(10)が、四条通に張られた、しめ縄を一太刀で切り落とした。

 四条河原町の交差点では、10トン以上ある鉾が90度回転する「辻回し」が見もの。車輪の下に竹を敷き、掛け声に合わせて引き手の男性らが縄を引っ張ると、勢いよく鉾の方向が変わった。沿道からは「格好良い」と拍手と歓声が上がった。

 京都府警によると、午後1時現在の人出は昨年より3万人多い22万人。


  • LINEで送る