南北米移住の歴史後世に 和歌山、有志が交流団体 

「わかやま南北アメリカ協会」の設立総会で、あいさつする迫間脩会長(中央)=16日午後、和歌山市

 和歌山県から南米ブラジルへの移住が始まって今年で100年を迎えるのを機に、南北米大陸への移民の歴史を後世に伝え、現地に暮らす子孫との交流を図ろうと、有志らによる「わかやま南北アメリカ協会」が16日、和歌山市で発足した。交流が連綿と続く中南米に加え、移住先の多数を占める米国やカナダとの絆も強めたいとしている。

 移民支援に携わってきた同市の迫間脩さん(70)が結成を呼び掛けた。約80人が出席した16日の設立総会で、会長に就任した迫間さんは「人、文化、経済の交流を通じて中南米、北米との関係を深めたい」と話した。


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