2017年7月16日 18:05 | 無料公開
浦上天主堂で、信仰を貫いた先人に祈りをささげる信徒ら=16日午後、長崎市
長崎市の浦上天主堂で16日、幕末から明治にかけての大規模なキリシタン弾圧「浦上四番崩れ」の始まりから150年の節目に当たってのミサが催された。約千人の信徒らは信仰を貫いた先人に思いをはせ、祈りをささげた。
カトリック長崎大司教区の高見三明大司教(71)は、長崎、熊本両県の「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産に推薦されたことに言及。「国家権力によって信仰の自由を奪われ、長い間苦しみが続いた先祖たちの精神の価値が、世界に知られようとしている」と語った。