社民、自衛隊明記「極めて危険」 改憲反対で新見解 

 社民党は16日、自民党が憲法改正に向け、9条など4項目について論議を本格化させたことを受け、いずれにも反対する新たな見解の原案をまとめた。9条に自衛隊の存在を明記する安倍晋三首相の提案については「国民の多くが自衛隊を容認していることを利用し、再び戦争ができる国に転換しようとの狙いは極めて危険だ」と批判した。

 護憲政党として存在感をアピールする狙い。20日の党常任幹事会で正式決定する予定だ。9条に関しては、自衛のための必要最小限の実力組織である自衛隊は「憲法の枠内」だが、装備が増強された現状の自衛隊は「違憲状態」で、縮小が必要だと指摘した。


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