祇園祭で歩行者天国始まる 3連休初日の「宵々山」迎え 

歩行者天国が始まり、観光客らでにぎわう祇園祭の「宵々山」=15日夕、京都市

 京都・祇園祭は15日、前半の見せ場、前祭の「山鉾巡行」を2日後に控え、「宵々山」を迎えた。歩行者天国が始まり、露店も並ぶ中、3連休初日とあって、市中心部の四条通周辺は見物客であふれた。

 山鉾の一つ、鶏鉾では、屋根の柱回りを飾る天水引「金地日輪瑞雲麒麟図刺しゅう」(縦約60センチ、横約2メートル30センチ)が約190年ぶりに復元新調された。鉾で「コンチキチン」の祇園ばやしが始まると、刺しゅうでよみがえった美しい麒麟の姿に観光客らが見入った。

 この日の京都市は最高気温35・8度。京都府警によると、午後6時現在の人出は昨年より3千人多い約3万1千人だった。


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