2017年7月15日 16:01 | 無料公開
障害者支援施設「コスモス・アース」の家宅捜索を終え、押収物を運び出す埼玉県警の捜査員=15日午後、埼玉県上尾市
埼玉県上尾市の障害者支援施設「コスモス・アース」で、男性利用者(19)が送迎用のワゴン車内に約6時間放置され熱中症で死亡した事故で、当日施設に男性の姿がなかったのに、出欠を示す黒板で出席扱いになっていたことが15日、県への取材で分かった。
業務上過失致死容疑で捜査している県警は同日、施設の家宅捜索で関係資料を押収。管理体制に問題がなかったか調べる。
県によると13日、職員が昼食の数を決めるために施設内の黒板を確認すると、男性が出席扱いになっていた。手付かずのまま残された昼食で不在に気付いた職員もいたが、捜したり保護者に連絡を取ったりはしなかったという。