強制性交容疑で男逮捕 改正刑法施行後、初判明 

 カラオケ店で女性に乱暴したとして、警視庁新宿署が強制性交の疑いで20代の男を現行犯逮捕していたことが14日、捜査関係者への取材で分かった。13日に施行された改正刑法で強姦罪から名称変更になった強制性交罪の適用が明らかになったのは初めて。

 逮捕容疑は13日夜、東京都新宿区歌舞伎町のカラオケ店で女性に乱暴した疑い。捜査関係者によると、男は黙秘している。

 強姦罪の被害者は女性限定から、改正刑法では強制性交罪の被害者に男性も含むこととし、性交類似行為も対象となった。法定刑の下限も懲役3年から5年に引き上げられたほか、被害者の告訴が必要な「親告罪」規定を撤廃した。


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