記者会見録から劉氏削除で応酬 中国外務省と海外メディア 

 【北京共同】「何を公表するかは私が決める」。中国外務省の14日の定例記者会見で、同省が公表する記者会見録から民主活動家、劉暁波氏に関するやりとりが削除されていることについて海外メディアが問いただし、外務省側と応酬となる一幕があった。

 中国外務省は平日の定例記者会見で出た質問と回答をその日のうちにホームページで公表しているが、劉氏の入院が伝えられて以降、連日のように海外メディアから劉氏に関する質問が出ても掲載していない。

 中国外務省の耿爽副報道局長は、欧米メディアから「なぜ掲載しないのか」と立て続けに質問されると「何を載せるかは私が決める」と開き直った。


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