昼に不在把握も確認怠る、埼玉 車内放置の障害者死亡事故 

 埼玉県上尾市の障害者支援施設「コスモス・アース」で男性利用者(19)が車内に約6時間放置され死亡した事故で、県は14日、職員の1人が13日の昼食時に男性が施設にいないことに気付いたのに、確認を怠ったと明らかにした。県は、連絡体制に不備がなかったかさらに詳しく調べる。

 県によると、職員の1人は手つかずで残っていた男性の昼食を見て不在に気付いたが、他の職員との間で情報は共有されず、捜したり家族に連絡したりしなかった。施設の大塚健司管理者(75)は県の聞き取りに「遅刻したり欠席したりする利用者がいるため、見過ごしてしまった」と説明したという。


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