宇宙ごみ除去へANA提携 日本人ベンチャーが挑戦 

公開された宇宙ごみ除去衛星の模型=14日午後、東京都千代田区

 使い終わった人工衛星など「宇宙ごみ」の除去サービスの事業化に日本人が創業したベンチャー企業「アストロスケール」が本格的に挑戦する。ANAホールディングス(HD)などとの資本提携を14日発表した。航空機を安全運航するANAHDの知見を活用し、年々深刻になる宇宙ごみ問題の解決に取り組む。

 宇宙ごみは役割を終えたり故障したりした人工衛星やロケットなど。1センチ以上のもので約75万個ある。高速で地球の周りを飛び、通信や放送に使う衛星に被害を与えて日常生活に影響が出ることが懸念されている。


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