政府、人材投資へ特別枠活用 18年度予算議論着手 

首相官邸で開かれた経済財政諮問会議=14日午後

 政府は14日、経済財政諮問会議を開き、2018年度予算の議論に着手した。安倍晋三首相は、経済成長の鍵を握る人材投資に特別枠を活用して予算要求を認める方針を表明。民間議員は地方歳出について基準とする15年度と同水準の一般財源総額を確保し、地域経済や自治体財政に配慮した対応を求めた。政府は経済見通しも示し、17年度で1・5%程度、18年度は1・4%程度の実質国内総生産(GDP)成長率を予測した。

 今月下旬に概算要求基準を決定し、年末に向けた予算編成作業が本格化する。安倍政権は新たな看板政策に「人づくり革命」を掲げ、8月に有識者会議を発足させる方針。


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