2017年7月14日 17:15 | 無料公開
【北京共同】米中両政府は19日、ワシントンで閣僚級による第1回包括経済対話を開催する。米国側が大幅な赤字になっている貿易不均衡の是正に向け、実効性のある具体策を打ち出せるかが焦点。米国は北朝鮮の核・ミサイル開発問題への中国の対応が不十分だといらだちを強めており、経済対話にも影響する可能性がある。 トランプ米大統領は12日、鉄鋼の輸入を抑えるため、高関税と輸入割り当てを同時に適用することを検討していると表明。保護主義的な政策に中国が反発するのは必至で、新たな摩擦の火種となりそうだ。 米中は、既に中国による米国産牛肉の輸入再開など10項目で合意している。