独政府、ダイムラーを調査指示 排ガス規制逃れで幹部呼び出し 

 【ベルリン共同】ドイツのドブリント運輸相は13日、ドイツ自動車大手ダイムラーが2008~16年に排ガス規制逃れの違法ソフトウエアを搭載した車100万台超を販売していたとの報道を受け、関係当局に事実関係の調査を指示した。ドイツのメディアが運輸省関係者の話として伝えた。

 ドブリント氏は同日、ダイムラーの幹部を排ガス規制逃れの解明のために設置した調査委員会に呼び出し説明を求めた。ダイムラーはこれまで、検察の捜査を理由に排ガス規制逃れに関するコメントを回避してきたが、疑惑を徹底的に追及する姿勢を示した。


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