ノーベル賞の劉暁波氏死去 中国の民主活動家 

劉暁波氏

 【瀋陽共同】獄中でノーベル平和賞を受賞した中国の民主活動家、劉暁波氏が13日、肝臓がんによる多臓器不全のため遼寧省瀋陽市の病院で死去した。61歳だった。同市司法当局が明らかにした。今年5月に末期がんと診断された後、刑務所から病院に移されたが、当局の管理下で刑の執行が続いていた。

 中国における民主化運動の象徴的な存在で、欧米各国や人権団体が釈放を求めてきたが、中国政府は拒否。適切な治療を受けられなかったとの指摘もあり、習近平指導部の対応に国際社会の批判が強まるのは必至だ。


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