自殺の新調査委は「県に設置を」 茨城、中3両親が申し入れ 

申し入れ書を県教育委員会の担当者(右)に手渡す、亡くなった中島菜保子さんの両親=13日午後、茨城県庁

 茨城県取手市で2015年11月、市立中3年中島菜保子さん=当時(15)=が「いじめられたくない」などと日記に書き残して自殺した問題で、菜保子さんの両親が13日、県庁を訪れ、新たな調査委員会を県に設置するよう求める申し入れ書を県教育委員会の担当者に手渡した。県教委は「今後、前向きに検討したい」としている。

 菜保子さんの両親は調査委の事務局を県に置くことや、推薦する委員を加えるよう要望した。記者会見で父考宜さん(45)は「市には一切関わってほしくない。今後は菜保子の方を向いて調査してほしい」と話した。


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