中国、劉氏関連の情報統制を強化 支援拡大を警戒 

 【瀋陽共同】中国当局の監視下で入院し、末期の肝臓がんで危篤状態にあるとされるノーベル平和賞受賞者の民主活動家、劉暁波氏(61)に関する情報の統制を当局が強化している。

 インターネットの検閲技術を駆使し、香港や海外のメディアが伝える劉氏関連の情報が流入するのを阻止。国内で支援の輪が広がることを警戒しているとみられる。

 通信アプリ「微信(ウェイシン)」では、友人間で香港メディアの劉氏関連ニュースを転送しても届かないことが多い。短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」では、劉氏の中国語の発音を簡略化した「LXB」で検索しても結果が表示されない。


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