円蔵さんの自宅、記念館に 江戸川区、15日から公開 

「ひらい圓藏亭」の1階和室につくられた高座=東京都江戸川区

 東京都江戸川区は、一昨年死去した落語家の八代目橘家円蔵さんが暮らした同区平井の自宅を整備し、記念館「ひらい圓藏亭」として15日から一般公開する。

 1階の応接室は、円蔵さんの落語の映像や同区で開かれていた落語会の音源を聞くライブラリースペースに。隣接するリビングと和室には、普段は円蔵さんの等身大パネルなどを設置。落語会などが開かれるときは、イベントスペースとしても利用する。

 2階に上がる階段には、「月の家円鏡」を名乗っていた時代の手ぬぐいや写真をディスプレー。2階和室には、円蔵さんのトレードマークだった黒眼鏡のほか、着物や履物などを展示。テレビコマーシャルの映像を見ることもできる。書斎では、円蔵さんの歩みなどが紹介されている。

 開館は毎週木曜から日曜日の午前10時~午後4時。年末年始は休み。入場無料。


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