性犯罪厳罰化の刑法施行 110年ぶり大幅改正 

6月、性犯罪を厳罰化する改正刑法が全会一致で可決、成立した参院本会議

 性犯罪を厳罰化する改正刑法が13日、施行された。強姦罪の名称を「強制性交等罪」に変更、法定刑を引き上げたほか、強姦罪や強制わいせつ罪などで起訴するのに被害者の告訴が必要な「親告罪」規定を撤廃した。被害者らの声を反映し、明治時代の制定以来、110年ぶりに性犯罪関連規定を大幅に見直した。

 これまで強姦罪は、被害者を女性に限定していたが男性も含めることとし、性交類似行為も対象とした。法定刑の下限を懲役3年から5年に引き上げた。強姦致死傷罪は「強制性交等致死傷罪」とし、法定刑下限を懲役5年から6年にした。


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