安倍首相、大分の豪雨被害視察 鉄橋流失現場など、午後に福岡も 

 安倍晋三首相は12日午前、九州北部の豪雨の被害状況を視察するため、自衛隊機で大分県入りした。大分県日田市でJR久大線の鉄橋が流失した現場では、JR九州の青柳俊彦社長らが状況を説明し、復旧に向けて国の協力を要請。首相は「ぜひ応えたい」と前向きな姿勢を示した。

 この後、避難所を訪問。市役所では広瀬勝貞知事らから被災地の現状や要望について説明を受ける。午後には福岡県東峰村入り。同県朝倉市も訪れる。

 豪雨後、首相による被災地視察は初めて。首相は11日、被害拡大を受け、欧州訪問日程を繰り上げ、帰国した。自ら被災現場を確認し、政府として早期復旧に取り組む考えだ。


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