コウノトリひな放鳥、島根・雲南 親は誤射死、保護し人工飼育 

 島根県雲南市でコウノトリ(国の特別天然記念物)の雌の親鳥がハンターの誤射で死んだ後、保護されていた4羽のひなを放鳥する式典が12日、同市で開かれた。

 雲南市の速水雄一市長や、ひなを保護、人工飼育していた兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)の山岸哲園長らが出席。市民から募った4羽の愛称も発表。ひなは体重3650~4450グラムまで育った。

 親鳥は3月に雲南市内で営巣を始め、4月にひながふ化。5月19日、有害鳥獣の駆除をしていたハンターにサギと間違って撃たれて雌の親鳥が死んだ。2日後に同公園がひなを保護し、自力で餌を捕れるようトレーニングをしていた。


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