5年前の豪雨犠牲者、熊本で追悼 福岡、大分合わせ30人 

2012年の九州北部豪雨から5年、熊本県阿蘇市役所で営まれた追悼行事で黙とうする佐藤義興市長(手前)ら=12日午前

 熊本、福岡、大分の3県で計30人が犠牲となった2012年の九州北部豪雨から5年を迎え、被害が最も大きかった熊本県阿蘇市で12日、佐藤義興市長や遺族3人を含む約70人が出席し市役所で追悼行事が営まれた。

 冒頭、市内の防災無線で鎮魂のサイレンが鳴り響き、参加者らが黙とうした。佐藤市長は昨年の熊本地震や12日で1週間となった九州北部の記録的豪雨に触れ「自然災害の脅威を風化させることなく、住民の高い防災意識を後世に引き継いでほしい」とあいさつした。


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