大口病院が年内にも入院再開へ 連続中毒死事件 

 昨年9月に入院患者2人が相次いで死亡した点滴連続中毒死事件が起きた横浜市神奈川区の大口病院は12日、停止していた入院患者の受け入れを年内にも再開する方針を明らかにした。病棟を改装し、10~20床分の受け入れから始めるという。

 鈴木峻院長は「周辺には入院患者を受け入れる病院が少ない。将来的には事件前の規模に戻したい」と説明した。病院名も8月をめどに変更するとしている。

 市は今後、臨時立ち入り検査をするなどして再開が可能か判断する。

 大口病院は事件後、約50人いた入院患者を全て転院させ、現在は整形外科など3科の外来診療のみを実施している。


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