九州豪雨1週間、避難長期化 不明20人超、死者25人 

豪雨により、大量の土砂と流木で被害を受けた福岡県朝倉市の松末地区。行方不明者の捜索が続けられている=11日(共同通信社ヘリから)

 九州北部の豪雨から12日で1週間を迎える。福岡、大分両県で死者は25人に上り、20人超が行方・安否不明となっている。住宅を失うなどして約1400人が避難し、長期化の恐れが出ている。大量の土砂や流木が捜索やライフラインの復旧を阻み、生活再建はほど遠い。

 被害は筑後川流域の福岡県朝倉市と東峰村、大分県日田市に集中している。11日までの死者は朝倉市19人、東峰村3人、日田市3人。うち19人の身元が判明した。数十キロ離れた下流の有明海で見つかった5人の遺体のうち、1人は朝倉市の男性だった。

 行方・安否不明者は朝倉市の20人、うきは市と東峰村の各1人。


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