原電、東海第2の津波対策強化へ 審査難航で計画変更 

 日本原子力発電が、東海第2原発(茨城県)の津波対策として建設を計画している防潮壁の構造について、設計を変更し強度を高める方針であることが11日分かった。運転延長へ向けた原子力規制委員会の審査は難航しており、強化策を示すことで早期に規制委の理解を得たい考え。13日の審査会合で詳細を説明する。

 原発の運転は原則40年で、規制委が認めれば1回に限り最長20年延長できる。東海第2の運転延長には来年11月までの審査の合格が必要だが、規制委側はこれまでの原電の津波対策を巡る計画や説明などに納得せず、審査が長期化するとの観測が出ていた。


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