籠池前理事長を立件へ、大阪地検 森友、国と府の補助金不正疑い 

森友学園の籠池泰典前理事長

 大阪市の学校法人「森友学園」が国と大阪府の補助金を不正受給したなどとされる事件で、大阪地検特捜部が補助金適正化法違反容疑と詐欺容疑で籠池泰典前理事長(64)を立件する方針を固めたことが10日、関係者への取材で分かった。近く本人や妻諄子氏を事情聴取し、不正の認識があったかどうか確認する。

 森友学園を巡っては、小学校用地となった国有地が8億円余り値引きされた問題が2月に発覚。特捜部は補助金問題とは別に、財務省近畿財務局担当者への背任容疑の告発も受理し経緯を捜査しているが、立件の見通しは立っていない。


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