2017年7月10日 22:47 | 無料公開
劉暁波氏
【瀋陽共同】末期の肝臓がんと診断され、中国当局の監視下で入院しているノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏(61)について、入院先の遼寧省瀋陽市の病院は10日、ウェブサイトで、劉氏が危篤状態に陥ったとの医療チームの見解を公表した。家族も劉氏の病状を把握しているという。
血圧低下や腹膜炎、急性腎機能不全などの症状がある。病院は8日、劉氏は「終末期」にあるとの見解を示していたが、容体がさらに悪化した。
肝臓の病巣が破裂して出血したほか、腹腔内でがんの転移が進行し、腸閉塞も起きている。放射線治療などもできない状態だという。