日中首脳、対話強化で一致 首相「一帯一路に協力」 

会談前に握手する安倍首相(左)と中国の習近平国家主席=8日、ドイツ・ハンブルク(代表撮影・共同)

 【ハンブルク共同】安倍晋三首相は8日午前(日本時間午後)、中国の習近平国家主席とドイツ北部ハンブルクで会談した。日中関係について、首脳間対話を強化し、関係改善を進める方針で一致。首相は、中国が進める経済圏構想「一帯一路」を評価し、条件付きで協力する考えを伝えた。北朝鮮の核・ミサイル開発問題では「今は圧力強化が重要だ」として「建設的役割」を果たすよう求めた。

 習氏は北朝鮮との対話の重要性を指摘し、立場の違いを明確にした。歴史問題で妥協しない考えも強調した。

 習氏との会談は昨年11月、ペルーでのAPEC首脳会議の際に実施して以来となる。


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