萩生田官房副長官が兼職届未提出 加計傘下の名誉客員教授 

萩生田光一官房副長官

 学校法人「加計学園」(岡山市)傘下の千葉科学大(千葉県銚子市)で、無報酬の「名誉客員教授」を務める萩生田光一官房副長官が、大臣規範で義務付けられている兼職届を今年6月まで提出していなかったことが8日、萩生田事務所への取材で分かった。官房副長官には2015年10月に就任しており、約1年8カ月にわたり怠っていた。

 大臣規範では、大臣や副大臣が学校法人などで無報酬の名誉職に就くことを認めているが、兼職届の提出を義務付けている。萩生田事務所は取材に「就任時に政府の担当部署に兼職届の範囲を問い合わせ、届け出は必要ないと判断された」と主張している。


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