人工繁殖のライチョウひな死ぬ 長野・大町山岳博物館 

 国の特別天然記念物で絶滅危惧種の「ニホンライチョウ」の人工繁殖に取り組む長野県大町市の大町山岳博物館は8日、同館で2日にふ化したひな4羽のうち1羽が死んだと発表した。

 同館によると、このひなは8日午前4時半ごろ横になったまま動かなくなり、同5時50分ごろ死んだ。他のひなと比べて体重が増えなかったため、ブドウ糖などを与えていたという。

 同館は研究機関に依頼し、死因を調べる方針。残る3羽の中にも体重の増加が思わしくないひながいるため、注意深く観察を続けている。


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