大阪ガス、8月にも値下げ 関西電力に対抗、3%軸に検討 

 大阪ガスが8月にも家庭向けの電気料金を値下げする方向で調整に入ったことが8日、分かった。関西電力が高浜原発3、4号機(福井県)の再稼働を受けて家庭向け料金を8月から平均3・15%下げることに対抗する。値下げ幅は3%程度を軸に検討している。

 16年4月の電力小売りの全面自由化で、大ガスは今年6月上旬までに約35万件の顧客を獲得。標準的な家庭より少し多めに電気を使う家庭なら、長期契約などと合わせて関電より最大5%安くなる料金メニューを中心に関電からの乗り換えを促してきた。

 しかし関電が8月からの値下げを発表したため、大ガスも早期の対抗値下げに踏み切る方針。


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