2017年7月7日 18:40 | 無料公開
「光の三原色」の一つである青を認識するのに必要な「光センサータンパク質」の構造を明らかにすることに成功したと、名古屋工業大の神取秀樹教授(生命・応用化学)らの研究グループが7日、発表した。 グループはこれまでに三原色の残り2色の赤と緑を見分けるタンパク質の構造も解明しており、神取教授は「3色がそろい、今後、人がさまざまな色を識別する仕組みを明らかにできる」と期待している。 光センサータンパク質は網膜にあり、光に反応して形が変わることで別のタンパク質に情報を伝達し、視細胞を活性化させる役割を担う。