世界遺産の審査始まる 沖ノ島は8日の見通し 

各国が推薦した候補の登録審査を始めたユネスコ世界遺産委員会=7日、ポーランド・クラクフ(共同)

 【クラクフ共同】ポーランド・クラクフで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は7日、各国が推薦した候補の登録審査に入った。政府関係者によると、福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」は、8日(日本時間8日夕から9日未明)に審査される見通しだ。

 候補は登録範囲の拡張を求めるものと合わせ33件あり、9日まで3日間で審査する。沖ノ島は18番目の予定。1件ごとに21の委員会構成国で協議するため、他国の案件が長引けば沖ノ島も9日にずれ込む可能性がある。

 当初は35件を審査予定だったが、不登録勧告を受けたガーナとドイツの候補が取り下げられた。


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