ウィーン旧市街危機遺産に ビル建設計画が原因 

 【ハンブルク(ドイツ北部)共同】ポーランド南部クラクフで開催されている国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は6日、2001年に世界遺産に登録されたオーストリアの首都ウィーンの歴史地区を「危機遺産」に指定した。高さ制限を超えるビルの建設計画が原因で、来年2月までに改善策を報告するよう求めた。

 世界遺産委は保全が不適切な遺産を危機遺産リストに記載し、改善がない場合は登録を抹消することもある。ウィーンの歴史地区は宮殿や大聖堂、劇場、美術館などがあり、日本人観光客にも人気が高い。


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