文氏、南北首脳会談を呼び掛け 対話路線を堅持 

 【ベルリン共同】韓国の文在寅大統領は6日、訪問先のドイツ・ベルリンで演説し、朝鮮半島の緊張緩和を目指して北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長に南北首脳会談の開催を提案した。文氏は5月の大統領就任時の演説でも首脳会談の可能性に言及したが、北朝鮮に向けて初めて正式に呼び掛けた。

 北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射し、米国が軍事的圧力を強める動きを見せる中、対話路線を堅持する姿勢を鮮明にした。

 文氏は南北軍事境界線付近で双方が行っている宣伝放送など「一切の敵対的行為」を朝鮮戦争の休戦協定締結から64年になる7月27日に停止することも提案。


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