認知症戦略、政府が大幅拡充 サポート医1万人に倍増 

認知症対策の関係省庁連絡会議で講演する藤田和子さん(右)=5日午後、厚労省

 政府は5日、認知症対策の関係省庁連絡会議を開き、2015年に策定した国家戦略(新オレンジプラン)の数値目標見直しを正式に決めた。20年度末までに、地域の認知症医療の中心的な役割を担うサポート医を現行目標の2倍の1万人養成するほか、当事者や家族を支える市民サポーターを国民の約10人に1人に当たる1200万人に増やす。

 目標引き上げは、17年度末までとした現在の設定がおおむね達成できる見通しとなったため。25年には認知症患者が高齢者の5人に1人に当たる約700万人に達すると推計されており、対策を加速させる。


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