日本の温暖化対策、最低評価 専門家がG20に成績表 

 日本の地球温暖化対策は、1人当たりの温室効果ガス排出量の多さなどが要因で5段階評価の最低ランクだとする報告書を、欧州やアジアの専門家が5日までにまとめた。G20が7、8日に首脳会合を開くのを前に、参加国の国内対策を分析。

 報告書によると、日本の14年の1人当たり排出量は10・5トンで、09年以降25%ほど増加した。G20平均の8・3トンを上回り、フランスやイタリア、英国より多かった。米国も最低ランクとなった。

 再生可能エネルギーが急拡大する中国とインドは上から2番目の「高い」と評価。英国やドイツは3番目の「普通」、カナダやロシアは4番目の「低い」とした。


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