那須でライチョウ3羽ふ化 国の人工繁殖事業 

ふ化したニホンライチョウのひな=5日、栃木県那須町(那須どうぶつ王国提供)

 栃木県那須町の那須どうぶつ王国は5日、人工繁殖に取り組む国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウの卵5個から、3羽がふ化したと発表した。残り2個はふ化しなかった。

 那須どうぶつ王国によると、卵は上野動物園(東京)で飼育するニホンライチョウが産み、6月28日に受け入れた。

 3羽は4日夜から5日未明にかけて生まれた。まだ性別は不明で、体重は16・4~18グラム。エサを食べ始めたひなもいるという。


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