米軍、南シナ海で航行の自由作戦 現政権2回目 

西沙諸島・トリトン島

 【ワシントン共同】米FOXニュース電子版によると、米軍艦船が2日、南シナ海の西沙(英語名パラセル)諸島周辺で、他国の海洋権益の主張に対抗する「航行の自由」作戦を実施した。米国防当局者が明らかにした。5月25日以来で、トランプ政権下では2回目。

 南シナ海で実効支配を固める中国をけん制する狙い。北朝鮮の核・ミサイル開発抑止に向け圧力をかけ、影響力行使を迫る思惑もありそうだ。中国外務省の陸慷報道局長は談話で「強烈な不満と断固とした反対」を表明した。米中両首脳は2日に電話会談する予定だが、両国間の緊張が高まる恐れがある。


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