仏極右ルペン党首を聴取 秘書給与巡り背任容疑 

 【パリ共同】フランスの極右政党、国民戦線(FN)が欧州連合(EU)欧州議会の秘書給与を不正受給したとされる疑惑を巡り、予審判事は30日、FNのルペン党首に出頭を求め、事情聴取した。背任容疑で予審開始を決定し、本人に通告した。フランスのメディアが伝えた。

 欧州議員、フランス国民議会(下院)議員を兼職するルペン氏の秘書らは2月から予審判事の取り調べを受けている。大統領選を控えていたルペン氏本人は「司法の陰謀」などと主張し、出頭要請を拒否していた。

 ルペン氏は4月の大統領選第1回投票で2位となり、5月の決選投票でマクロン候補に大敗した。


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