香港返還20年 歓迎ムードなく厳戒態勢 

 【香港共同】香港は7月1日、中国返還20年を迎えた。トップ就任後、初めて香港入りした中国の習近平国家主席は30日、「一国二制度」の成功を強調したが、市民に歓迎ムードはない。習指導部の統制強化に反発する民主派の過激な抗議行動などを警戒し、記念行事が行われる各地で厳重な警備態勢が敷かれた。

 習氏は香港各界の代表らを前に「香港には多くの問題が起きている」と認めた上で「問題解決後に一国二制度は前進する。制度実施への中国の決心は揺るがない」と述べた。


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