1年3カ月ぶり円安、対ユーロ 緩和縮小観測で 

 28日の東京外国為替市場で、ユーロが一時1ユーロ=127円台後半となり、2016年4月上旬以来約1年3カ月ぶりの円安水準となった。欧州中央銀行(ECB)が金融緩和を縮小するのではないかとの観測が広がり、ユーロ買いが広がった。

 午後5時現在は、ユーロが前日比2円72銭円安ユーロ高の1ユーロ=127円60~64銭。ドルは51銭円安ドル高の1ドル=112円14~16銭。

 ECBのドラギ総裁がユーロ圏の景気に関し前向きな発言をしたことからユーロを買って円を売る動きが先行した。

 市場では「当面ユーロが買われる展開が続くのではないか」との声があった。


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