阪大、患者情報流出の疑い 中国からメール不正侵入 

 大阪大は26日、医学系研究科博士課程に所属する非常勤医師の学生が使用するフリーメールが中国から不正アクセスされ、子宮頸がんなどの患者計220人分の個人情報が入ったファイルが流出した可能性があると発表した。流出による被害は確認されていないという。

 阪大によると、流出した疑いがあるのは、1994~2016年に大阪大病院で受診した患者の情報。氏名や年齢、検査内容などが含まれていた。

 学生は今月7日、所属する産婦人科教室の助教から患者情報の入ったファイルを受信。9日に覚えのないアプリの購入履歴が届き、米アップル社のアカウントが不正使用されたことが発覚した。


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