被ばく事故の5人が退院 容体変化見られず 

 茨城県大洗町の日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」の被ばく事故で、量子科学技術研究開発機構は26日、千葉市内の医療施設に再入院していた作業員5人全員が同日までに退院したと発表した。容体に特段の変化は見られないという。

 5人は放射性物質の体外排出を促す薬剤投与を受けていた。量子研は今後の検査結果を踏まえ、さらに薬剤投与が必要かどうかを個別に判断する。

 事故は6日午前に発生。5人は翌日から入院し1期目の薬剤投与を受けて13日に退院した。検査の結果、尿から微量の放射性物質が検出され内部被ばくが確定的になったため、18日に再入院していた。


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