2017年6月26日 06:40 | 無料公開
25日、ベルギー南部ユイで、ティアンジュ原発の閉鎖を求めて手をつなぎ、「人間の鎖」をつくる人々(共同)
【ユイ(ベルギー南部)共同】原子炉に多数のひびが見つかっているベルギー南部ユイのティアンジュ原発2号機などを巡り、周辺住民ら5万人超(主催者発表)が25日、手をつなぐなどして同原発前からオランダを経てドイツ西部アーヘンに至る3カ国にまたがる約90キロの「人間の鎖」をつくり「危険な原発」の即時閉鎖を訴えた。
同2号機はベルギー北部ドール原発3号機と共に2012年、圧力容器に微細なひびが見つかり運転停止。13年に運転再開が許可されたが、14年に別の検査で異常値が出たため、15年12月まで再停止した経緯がある。